2月13日(月)から3月27日(月)の43日間、第1回定例会並びに予算特別委員会が開催されました。審議の内容をご報告させていただきます。
企画総務委員会
- 区立中学生の広島市への派遣について:次世代の中学生7名を広島市に派遣し戦争の悲惨さや平和の尊さを学び恒久平和への意識を育む、8月実施、事前学習会、平和記念式典参列、資料館等の見学、交流イベント参加、報告冊子作成
- 経済対策臨時福祉給付金給付事業について:消費税率引き上げ延期による対策、平成29年4月より平成31年9月の2年半分一括給付、対象/区民税非課税者(区民税課税者の扶養親族等や生保受給者等は除く)およそ38,000人、金額/15,000円(1年分@6000×2年半)、3月31日申請書送付、5月振り込み開始、6月30日申請期限 など
産業建設委員会
- 地域産業振興対策の充実について:1.新規事業 ⑴若者と女性のための就業支援/基礎研修(OFF-JT)及び職場実習(OJT)による中小企業正規雇用支援、39歳以下の未就職者や非正規から正規雇用への転換希望者もしくは介護等により離職された再就職希望女性などの区民15名対象、9、10月OFF-JT、10~12月OJT、3月までに正規雇用 ⑵海外プロモーション推進/海外(東南アジア主要都市)での展示会に区内中小企業の製品や地場産業、伝統工芸産業の紹介による台東ブランドのPR、区内製品PRリーフレットの作成 ⑶伝統工芸産業の情報発信/伝統工芸産業紹介ウェブサイトの立ち上げで国内外に発信、販路拡大、振興、区内産業サイト等のリンクによる魅力の発信 ⑷デザイナー・クリエイター等定着支援/デザイナーやクリエイターの区内事務所の賃料一部助成、創業もしくは創業後10年以内対象、助成率1/2(5万円限度)、賃料3年間 2.充実事業 ⑴商店街空き店舗活用支援/区ホームページ等にて商店街空き店舗情報の提供と店舗展開個人や法人とのマッチング、空き店舗活用事業者への家賃支援を1年から3年間に延長、商店街空き店舗所有者の店舗貸し出しのための分離工事改修費の一部助成(助成率1/2限度額100万円) ⑵台東区産業フェア/平成29年10月26日27日開催、海外招待国はASEAN(10か国)等大使館関係者に拡大、8月出展者交流会 ⑶伝統工芸産業の振興/江戸下町伝統工芸館20周年記念イベント平成29年7月8日9日開催、工芸館リニューアル実施設計(平成29年度)工事(平成30年度) ⑷中小企業融資/これまでの夏季特別資金及び年末特別資金に替えて、通年の(仮称)短期運転資金を創設、融資限度額500万円以内、貸付期間1年以内、貸付金利1.5%以内(区1.2%以内補助、本人0.3%)
- 公益財団法人台東区産業振興事業団における個別事業者支援の充実について:⑴企業情報システムの構築/区内中小企業のデータベースの構築による事業者間ビジネスマッチングの促進 ⑵中小企業の海外展開支援/関係支援機関連携による海外展開相談体制強化(支援ネットワークの強化、セミナー及び相談会の開催)並びに新市場開拓支援助成金の海外展開枠(市場調査やテストマーケティング等の経費、助成率1/2限度額100万円)の創設 ⑶中小企業の事業継承支援/事業継承セミナーの開催(全3回連続講座)、区内10年以上営む小規模事業者事業継承支援①計画策定支援並びに定期的計画進捗状況のフォロー②計画に基づいた生産力、販売力等向上に要する経費(設備購入費、設計費、工事費等)の一部助成、助成率1/2限度額50万円
- 浅草地域における都市施設整備基本調査について:浅草地域における屋外スポーツ施設、観光バス駐車場整備、東京都によるスーパー堤防整備について基本的な配置計画や整備手法等、計画策定に向けた基礎的調査を行う
- 北部地区まちづくり推進について:増大の需要に応じた宿泊機能充実、不燃化による防災性向上、更なる交通利便性向上、簡易宿所の観光利用、地場産業活性化など課題や動向を複合的解決の計画的なまちづくりの推進、平成29年度/調査によるまちの将来像や方策の検討、平成30年度以降/計画的なまちづくりの展開
- 浅草北部地域防災性向上の推進について:木造建築物不燃化建替促進事業、平成29~32年度実施、相談会年4回、専門家派遣、建替え助成、平成29年4月より開始
- マンション耐震化促進のための利子補給制度の新設について:融資による耐震改修工事の利子一部補給による耐震化の促進、利子補給対象融資限度額5千万円、最大利子補給率1.0%、最大利子補給期間7年、平成29年4月より開始 など
保健福祉委員会
- 介護支援ボランティアポイント制度のモデル実施について:第6期高齢者保健福祉計画に基づきボランティア活動に対して奨励品と交換可能なポイント制度を実施、モデル事業として「はつらつサービス」事業、対象活動/家事、介護援助サービス、身の回り応援サービス、研修、地域交流会、7月開始
- 国民健康保険制度改革について:安定的かつ持続的な運営のため新たに財政運営体制を平成30年4月より見直す、主な概要/国の財政支援拡充による財政基盤の強化、都道府県が区市町村と共に運営主体となる(国保の都道府県化又は広域化)、主な改正/医療費や所得水準を考慮し区ごとの納付金や標準保険料率、保険料の決定など
- 食の「もったいない」意識の啓発の実施について:食品ロスに関心を持ち食べものを無駄なく消費し食品ロスの排出抑制につながる行動の実践をすすめる、講座開催、啓発、料理教室、施設見学、リーフレット作成配布 など
区民文教委員会
- 協働事業提案制度の実施について:地域課題や行政課題解決のため協働事業提案制度を4月より実施、区設定(平成29年度テーマ「もったいない!家庭の食べ物大切に!」)提案とNPO等団体からの自由提案の2事業、30年度の単年度事業とし終了後に検証の上継続可否の検討、区支出額上限200万円
- 原動機付自転車オリジナルナンバープレートの交付について:区発足70周年記念事業として図柄入りデザインオリジナルナンバープレートを作成交付、1500枚限定、交付済み現行プレートとの交換も可、デザイン案の投票による3デザインの決定、5月投票、10月交付開始
- 校歌集CD作成について:区発足70周年記念事業として昭和22年4月以降統廃合の区立小中学校及び現存小中学校の校歌をオーケストラ演奏による校歌集及び歌詞集の作成、対象/統廃合校 小学校14校 中学校8校 計22校、現存校 小学校19校 中学校7校 計26校、作成/統廃合校 藝大フィルハーモニア管弦楽団、現存校 台東区ジュニアオーケストラ、2000枚作成、10月上旬完成、区内図書館等にて貸し出し可 など
子育て支援特別委員会
- 平成29年度保育施設整備について:昨年6月「平成28年度保育緊急確保策」策定し誘致時期前倒しや整備数追加、今春申請者さらに増加を受け待機児解消向け来春4月開設の施設整備計画、現行より611名増の3,953名の整備、認可保育所7か所、小規模保育所2か所、緊急保育室1か所
- 今後の放課後対策の方針策定について:児童福祉法改正により小学6年生まで対象拡大や国の「放課後子ども総合プラン」を受け就学児童の放課後対策の方針策定、石浜小学校放課後子供教室モデル実施の検証を踏まえ検討、10月方針決定 など
環境安全安心特別委員会
- 被災者生活再建支援システムの構築について:昨年11月東京都と区市町村との協議により共同利用型システムを平成29年度導入、概要/発災後住家被害認定調査、り災証明書発行、被災者台帳作成管理など、自治体連携/被災者支援タイムライン策定、研修や訓練の実施、システム統一化など
- 花の心フォトコンテストの実施について:花の魅力を国内外に発信、写真の公募、フォトコンテスト及び表彰式など、5月公募10月審査会11月表彰式や講演並びに展示会 など
文化・観光特別委員会
- (仮称)横山大観シンポジウムについて:近代日本画家巨匠、台東区名誉区民でもある「横山大観旧宅及び庭園」が2月9日国の史跡及び名勝指定をうけ、台東区発足70周年記念事業の一環としてシンポジウムを開催、パネリストとして記念館理事長ほか画伯ゆかりの方々、人物像や作品、時代背景等など解説、9月30日(土)芸大にて
- 平成28年観光客数の推計値(速報)について:台東区観光統計・マーケティング調査により推計結果の速報値、年間観光客数5,061万人(対前年比557万人増) など
交通対策・地区整備特別委員会
- 観光バスの迷惑な駐停車等の防止について:観光バスの安全安心な来訪環境を整備し、迷惑駐停車等の防止目的に「東京都台東区観光バスに関する条例」制定、重点区域は浅草周辺並びに橋場通り今戸駐車場より南側、3月27日公布施行
- 台東区観光バス対策基本計画の策定について:目的/観光バス受け入れ環境整備及び区民の生活環境守り観光客等の満足度を高める 対応法/①安全・快適な乗降環境の確保②新しい駐車場も視野に入れながら安全・快適なバス駐車環境の確保③効率運用のための観光バスコントロールシステム構築④条例制定による規制⑤関係者連携による取り組み 推進体制/広く国や都など関係者から構成の「台東区観光バス対策協議会」を設置しPDCAサイクルの上推進 など
※定例会の詳細はこちらをご覧ください。http://www.city.taito.lg.jp/index/kugikai/honkaigi/2017teirei1/index.html