第1回定例会並びに予算特別委員会が開催されました


2月7日から3月23日までの期間、第1回定例会並びに予算特別委員会が開催されました。主な審議案件は、「台東区新型コロナウイルス感染症対策特別資金の実施について」、「住宅確保要配慮者向けの入居相談窓口の開設について」ほか産業建設委員会、「介護支援ボランティアポイント事業の本格実施について」、「手話言語の普及及び障害者の意思疎通の促進について」ほか保健福祉委員会、「令和2年度災害対策関係の新規充実事業について」ほか環境安全安心特別委員会など

☟主な審議内容はこちらをご覧下さい。

企画総務委員会 ●新型コロナウイルス感染症への区の対応について:経緯/2月3日対策本部設置、3回にわたり対策本部開催し状況の把握と取組み判断の上でイベント開催や区有施設使用中止の判断を協議、区有施設の休館やサービス休止/文化施設や老人福祉館、増進センター等(区HP参照)休館、2月28日~3月16日※延長中、イベントは原則中止、2月22日~3月22日※延長中、周知は区HPや施設窓口にて案内、イベント補助金につき区交付規則により開催準備費用等適切に対応、区立小中学校等/小中学校3月2日午後より臨時休業、こどもクラブ3月3日より午前8時から実施、対応困難は小学校ご相談、幼稚園・保育園・こども園・こどもクラブは実施、但し幼稚園はお弁当なしの午前中のみ実施、卒業式・修了式は縮小して実施 ●東京2020オリンピック・パラリンピックの取組みについて:⑴大会推進/めぐりん全22台のラッピング、6月上旬~9月上旬、銘板、雷門前並びに台東リバーサイドスポーツセンターの2か所設置、令和3年3月、⑵聖火リレー/オリンピック出発式並びに聖火リレー7月21日、リバーサイドスポーツセンター陸上競技場、ウェルカムプログラムイベントや出発セレモニー、パラリンピック聖火リレー8月22日、コース未定、前日に聖火展示ビジットの開催、⑶大型ビジョンのコミュニケーションライブサイト/㋔7月26日~8月2日、㋩8月28日~9月5日、生涯学習センター1階アトリウム、約100席 など

産業建設委員会 ●台東区新型コロナウイルス感染症対策特別資金の実施について:現状/区内中小企業にて売上減少などの影響が生じる中、2月5日より中小企業振興センターに特別相談窓口を設置、更に資金繰り支援のため特別融資を実施、対象/直近1か月の売上高等が前年同期に比べ5%以上減少等、融資限度500万円以内、貸付期間5年以内、貸付金利/1.9%以内、利子補助1.5%以内、本人負担0.4%、受付期間3月2日~5月29日、受付場所/中小企業振興センター ●市街地形成の誘導・規制方策に係る状況調査の結果について:目的/「良好な市街地形成の推進」事業の一環として都市計画マスタープラン将来像実現の土地利用に係る誘導、規制方策のあり方の検討のため、方法/マスタープランの「土地利用区分」を基本に街区単位を区分とし、過去20年間の都土地利用現況調査、総務省統計局統計情報、区マンション実態調査等のデータを地理情報システム(GIS)を活用して経年変化のデータ分析を実施、まとめ/建物総延床面積につき区全体で約364ha増加「住宅等」が大半を占め、平均敷地面積・利用容積率につき地域により差異が見られた他、令和2年度はマスタープランに示すまちづくり実現のため、新たな誘導、規制方策における実効性と運用方法等を検討、令和2年6月より検討会開催 ●住宅確保要配慮者向けの入居相談窓口の開設について:対象/①高齢者世帯→65歳以上の単身もしくは複数世帯、又は高齢者と18歳未満の児童のみの世帯、②障害者世帯→身体障害者手帳4級以上の者もしくは愛の手帳又は精神障害者保健福祉手帳所持する者を含む世帯、③ひとり親世帯→18歳未満の児童及び父又は母のみの世帯、内容/令和2年3月から、毎週金曜日(状況により別対応可)13時半~16時半の事前予約、都市づくり部住宅課にて受付相談、流れ/電話相談→情報提供→窓口面談→物件内覧→契約締結→入居 など

保健福祉委員会 ●介護支援ボランティアポイント事業の本格実施について:モデル実施状況/H29~3年間、家事や介護援助等「はつらつサービス」事業につきポイント制度を試行、アンケート結果6割継続希望で活動の励みや楽しみとともに意欲向上等、事業概要/対象18歳以上、特養ホームや高齢者・障害者福祉施設更には社協やつばさ福祉会事業等の活動、1活動1ポイント、10ポイントごと1,000円相当分記念品交換で上限50ポイント、令和2年4月事業実施 ●手話言語の普及及び障害者の意思疎通の促進について:取り組み/多様性が尊重される共生社会実現に向け「東京都台東区手話言語の普及及び障害者の意思疎通の促進に関する条例」を制定し本区の更なる取り組みを進める、概要/昨年10月パブリックコメント実施(37人61件)、基本理念/手話言語の理解と普及、意思疎通手段として選択機会の確保と権利の尊重、全ての人が相互の人格と個性の尊重、新規充実事業/職員研修、聴覚障害者対象防災ラジオの配布、アートイベント開催、手話通訳者派遣、手話講習会充実、理解促進研修及び啓発事業、図書等宅配サービス、令和2年4月実施 など

区民文教委員会 ●令和2年度町会活性化事業の充実について:目的/町会の課題解決の支援による活性化事業、⑴町会アドバイザー派遣事業/専門アドバイザー派遣による①支援方向性の検討②ワークショップの開催③検討事業の実施、派遣期間令和2年7月~12月、令和3年2月地区町連報告会、3月全町会向け講演会、⑵パネルディスカッション/活性化取り組み事例の紹介等のディスカッション、対象町会長等、令和2年9月開催、⑶町会マンション合同防災訓練/「防災」テーマに合同共助防災訓練やシンポジウムの実施、5月6月町会及びマンションの選定、9月打合せ準備、11月頃訓練実施、令和3年2月シンポジウム ●小中学校ICT教育の推進について:目的/情報活用能力の育成のため小中学校のICT環境を整備、内容/3学級に1学級分導入、各教室に電子黒板や無線LAN環境整備、学習系ネットワークの構築、ICT支援員配備、令和2年度より整備 ●東京2020オリンピック・パラリンピック関連のスポーツ事業について:取り組み事業/⑴アスリートから学ぶLet´s Enjoyスポーツ~東京2020開催まであと100日!~16種目程度拡充しトップアスリートによるデモンストレーションや体験会、4月29日、台東リバーサイドスポーツセンターにて、⑵ボッチャ大会パラリンピック正式種目の小学校対象の交流大会、8月23日、リバーサイドスポーツセンター体育館、⑶パラリンピック観戦事業日本トライアスロン連合とスポーツ少年団の交流イベントやトライアスロン、ボッチャの観戦事業、㋣8月29日もしくは30日、㋭8月29日~9月5日の1日、㋣お台場海浜公園、㋭リバーサイドスポーツセンター体育館、⑷台東リバーサイドスポーツセンター体育館ライトアップ大会期間中㋔5輪カラー5色、㋩アギトスカラー3色でLEDライトアップ、7月上旬~9月6日、リバーサイドスポーツセンター体育館 など

子育て支援特別委員会 ●多胎児家庭支援について:現状と課題/多胎児特有の外出の困難さや育児の困難さによる様々なリスクを抱えている現状、目的/育児負担軽減や行政と連携による、孤立やうつ、虐待防止等、概要/⑴多胎児家庭支援(新規)①情報提供「(仮称)多胎児家庭サポートパンフレット(台東区版)」の作成などによる情報支援、②研修会の実施、⑵産前産後支援ヘルパー(旧 育児支援ヘルパー)による外出サポート(充実)現行の支援ヘルパー業務の健診や予防接種の限定付添い要件に多胎児家庭につき公的機関手続きや交流の場参加を拡充、令和2年4月以降事業実施 ●私立幼稚園入園祝金の充実について:概要/子ども・子育て支援新制度に移行していない私立幼稚園の祝金補助実施20区平均額が64,250円(現行50,000円)、新制度に移行している私立幼稚園は入園料がなく祝金もない一方で施設費の支出があり保護者負担が大きい、充実内容/園児一人につき1万円増の60,000円、新制度に移行している私立幼稚園も対象、令和2年4月入園から実施 など

環境安全安心特別委員会 ●令和2年度災害対策関係の新規充実事業について:【災害時停電対策】避難所45か所、二次避難所3か所の鉛蓄電池600W2台バッテリー交換、消耗品購入、リチウム蓄電池3,000W1台購入、小型ガソリン発電機2台既設、令和2年7月配備、【避難行動要支援者個別支援計画の作成】令和元年度モデル実施を踏まえ4,956件の名簿登載者の支援計画をケアマネジャー、地域包括支援センター等の関係団体に委託作成、令和2年度より3年間にて全対象者へ打診、初年度3,143件作成、【新たな情報伝達手段の確保】防災行政無線のデジタル化に合わせ新たな防災ラジオの貸与、聴覚障害者の希望者には文字情報表示機能付ラジオを貸与、対象は非課税世帯避難行動要支援者、聴覚障害者、町会長、民生委員、医療機関等、令和3年1月より貸与開始、【防災情報収集カメラの新設】詳細情報の収集困難な谷中地区のカバーとしてNTT駒込第2ビルに防災情報収集カメラを設置、令和2年11月運用開始、【防災地図、水害ハザードマップ、安全・安心ハンドブックの改定】3年毎作成の防災マップ等を改定の上、新たに区内全戸配布、令和3年1月より配布、【集合住宅防災ハンドブックの改定】近年の災害を踏まえ専門家の意見を反映して令和3年2月改定作成し配布開始、併せて集合住宅居住者対象セミナーの開催、【地域防災計画の改定】令和元年度修正東京都地域防災計画震災編や検討中の風水害時対応マニュアルを反映し地域防災計画を改定、令和3年第1回定例会に最終案報告、【防災士資格取得支援】地域の防災活動の核となる人材育成のため資格取得支援(初年度15名分)を行う、令和2年8月より事業開始 ●幼児用ヘルメットの配布対象年齢の変更について:区内在住2歳児対象のヘルメット無償配布を、区民の要望や更なる頭部負傷防止のため配布対象を今後1歳児に変更、申込期間/2歳児(今年度のみ)は申請書送付から令和3年3月31日まで、1歳児は誕生月翌月の申請書送付から翌年誕生月末まで但し途中転入者は申請書送付から1年間 など

文化・観光特別委員会 ●江戸をたずねるについて:概要/江戸ルネッサンス事業最終年度「クリエイト!江戸 活かす」をテーマの文化事業、⑴浅草観音うら一葉桜まつりへの参画、令和2年4月11日(雨天12日)第18回浅草観音うら一葉桜まつりにて奥浅草の歴史や文化をテーマにトークセッション、出演/佐野陽子慶応大名誉教授、日比谷孟俊元慶応大教授ほか、⑵名所・待乳山聖天との連携、令和2年6月21日奥浅草の江戸ゆかりの地をめぐるガイドツアー及び待乳山聖天などで木版画摺り体験、出演/長尾次朗江戸木版画職人ほか、定員40名程度、⑶【重要文化財】上野東照宮特別公開、令和2年7月下旬~8月上旬の3日間、東京2020期間中の上野東照宮ライトアップでの社殿特別公開及び神楽殿での囃子実演等、出演/嵯峨まき上野東照宮禰宜、神田囃子保存会ほか、定員一日50名程度 ●障害者アーツについて:概要/東京2020を契機に誰もが文化、芸術を楽しめるよう、芸大と連携し障害者の参画支援とともに障害への理解促進、⑴【ワークショップ】令和2年6月27日生涯学習センターミレニアムホールほかにてペーパークラフトづくりや音楽と映像によるコンサート等の五感で楽しむワークショップの開催、対象/コミュニケーションなど苦手な小学3年生ぐらいまでの児童、25名程度※無料、⑵【音楽会】令和3年1月30日ミレニアムホールにて磁気ループや音楽体感装置を配備し障害者と健常者による演奏、朗読、パントマイムによる音楽劇の開催、対象/どなたでも、300名程度※無料 など

交通対策・地区整備特別委員会 ●台東区バリアフリー基本構想の評価結果について:目的/バリアフリー法の一部改正や特定事業計画の一定の進捗を踏まえ目標年次1年前に現行構想の評価の上で改定、体制と今後/評価委員会を設置し計画調整課に事務局を置き評価→バリアフリー協議会に報告し改定に反映、方法/①特定事業の進捗状況報告②区民等へアンケート調査③まち歩きワークショップ④関係団体へヒアリング等の実施、総括評価/全事業平均進捗率約75%、利用者やアンケート及びヒアリングにおいても、総じてバリアフリー化が進んだ実感との回答から一定の評価が得られた、反面「施設の使いやすさ」の点で課題がみえ、「心のバリアフリー」につき職員研修や意識啓発など取り組みが実施されているがバリアフリー法の改正により「国民の責務」が追記され一層の浸透が求められる、令和2年4定にて基本構想改定中間のまとめ、12月パブリックコメント実施、令和3年3月基本構想改定、令和3年度バリアフリー特定事業計画改定 ●自転車の安全利用促進について:経緯/都内及び区内にて自転車関与の交通事故件数は増加傾向にあり特に区内の自転車関与率は都の平均を上回っている中、都条例が改正され本年4月より自転車利用の対人賠償事故の保険加入が義務化(小売業者や自転車通勤のいる事業者の保険の加入の有無確認含む)、区の取組み/⑴条例改定し点検整備の義務化⑵TSマーク取得費用助成制度の活用(本年1月より区民事務所や分室での受付を開始)、改定以降の対応/⑴令和3年度より自転車置場利用条件に損害賠償保険等加入及び点検整備車両を追加⑵改正内容普及活動の推進、令和2年4月保険加入の義務化、10月点検整備の義務化 など

※定例会の詳細はこちらをご覧ください。

https://www.city.taito.lg.jp/index/kugikai/honkaigi/reiwa2/2020teirei1/index.html